最近はスマホで物撮りする人も多いですね。
特にメルカリなんかのフリマサイト用の出品でスマホ撮影する人が多いようですが、そんな時もライティングが重要。
ライティングってなんか難しそう…
しかも100均なんて安かろう悪かろうでしょ?
その判断は売上を激減させますよ。
めんどくさがらずにちょっとライティングに気を使うことで売上が倍増どころか10倍にもなります。
そこで今回はプロカメラマンである私がスマホ撮影の時に使う100均ライトをご紹介!
さらにライティングの手順まで含めてお伝えしたいと思います。
天井照明と100均ライトの物撮りを比較する
天井照明(左) | 100均ライト(右) |
見ての通り、部屋の天井照明で撮影したものと比べて一目瞭然!
とても同じ商品に見えないでしょ?
ライティングって聞くと、
何だか大掛かりに感じる
撮影ボックス買わないとだめでしょ?
なんて思いがちですが、100均のライトで充分なんですね.。
それに撮影の表現の幅を広げるという意味では撮影ボックスはお勧めしません。
全体的に光が回って明るく撮影できるものの、光を分けることが難しいので応用が利かないんですね。
現に上に示したような表現は撮影ボックスではできません。
んで、その100均ライトってどんなもの?
物撮りで使う100均ライトはコレ!
いくつか試した中で現状はコレが一番使いやすいと思います。
ダイソーやセリアで販売されているのは確認できました。
マグネットが付いているので鉄製のものにくっつけられることやスイングできるところもメリットですね。
ただ、購入するうえで一番重視したのはスポット光という点です。
なんでスポット光を使うのか?
先ほど、「光を分ける」と言いましたが、そのためにはなるべくスポット光の方が扱いやすいんです。
部分的に光を当てることで表現の幅を広げられるので。
もっと言うと、スポット光はディフューザーで拡散させることはできても、もともと拡散されてる光はスポットに戻しにくいから。
とはいえ、よりスポット光の方が良いというわけではなく、ある程度スポット光という意味でこの「マルチアングルマグネットライト」は優秀だと思います。
じゃあ撮ってみよっか?
早く早く!
物撮りライティング手順を紹介
というわけで撮影風景の全体像。
背景を照らす1灯は隠れていますが、テーブルの下にちゃんとスタンバってます。
ライトの構成は全部で4灯。
光量はもちろん調整効かないので同じ。
ちなみに各ライトを固定しているフレキシブルアームは必須と言っていいくらい、というか必須。
いろんな角度や高さからライティングできるので表現の幅がかなり広がります。
撮影テーブルに関しても無段階の昇降機能が付いているものがおススメ!
しかもカンタンに折りたたむことができるので収納にも困りません。
ところでカメラの両サイドにあるつい立ては何?
お互いちょっとずらして置いてあるけど?
これは両サイドの後方から照らしてるライトがカメラに影響してハレーションを起こすので、俗にいう「ハレ切り」というヤツです。
色が白と黒に分かれていますが、単にそばに置いてあったものを使っただけなので気にしないでください。
では全体を見たところで、ここから1灯ずつ照らすとどうなるか見てみましょう。
1灯ずつ当ててみる
背景のみ | |
背景のライトは見にくいですがこんな感じで下から照らしています。
右後方 | |
左後方 | |
右前方 | |
右前方のロゴ部分に照らすライトだけは、よりスポット光になるようにスヌートというアクセサリーを自前で作成して装着しています。
1灯ずつ分けるとこんな風に見えるんだね
確かに全体を1灯で照らすとできなさそう
100均&スマホでここまでの撮影ができれば大したもんだと思います。
とにかく光は「分けて考える」が基本です。
物撮り後のレタッチ
これもけっこうキモです。
デジタル写真はレタッチしてなんぼ。
逆にレタッチなし、いわゆる撮って出しなんて事は今どき考えられません。
使用するアプリは「PhotoShopExpress」
私はPC用のPhotoshopをサブスクで契約しているので知りませんでしたが、無料版と有料版があるようですね。
ただ、無料版でも基本的な調整なら全然対応できます。
細かい使い方に関しては別記事でご紹介するとして。
以下が最終的な仕上がりになります。
撮って出し(左) | レタッチ後(右) |
まとめ
というわけで100均の「マルチアングルマグネットライト」優秀ですね!
さすがに一眼とストロボで撮影するものとは大きな差が出ますが、
- 被写体を動かさない
- 画質はさほど気にしない
- できるだけ低コストで
というのであればおすすめの100均ライトだと思います。
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