物撮りストロボライティングでオレンジピールのシズル感を出す

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こんにちは、fumiです。

さて始まりました、ストロボライティングの実践編第一回目はオレンジピールを使ってのシズル感出しに挑戦です!

第一回目にしてはちょっと難度が高そうな題目ですが、物撮りでも何でもまずはやってみることが大事なので失敗しようが次に繋がればヨシです!

物撮りに関するストロボライティングをどのようにしたら食べ物のシズル感を出せるのかやってみようと思います。

とゆうわけでスタート!

オレンジピールを雑誌の広告で見るようなおいしそうな感じに撮るため、理想的なセッティングを紹介しながら撮影します。
目次

シズル感てなに!?

まず、シズル感という言葉聞いたことありますか?

何語?って疑問に感じると思いますが、実は英語みたいです。

お客さんが商品を買う理由になるものを表現した言葉だそうで、食べ物でいえばステーキが焼ける音、肉汁が垂れる様子、焼けたときの匂い等がそれにあたります。

それは食べ物に限らず車であろうが、人が好むようなデザインやフォルムがシズル感だったりします。

要は五感を刺激するような情報というわけですね。

物撮りをするにあたってこのシズル感を表現するのはとても重要です。

被写体として用意するものは見た目に注意する

被写体として必要なものは以下になります。

これらの物を用意することは難なくできると思いますが、問題はストックフォトである以上、見た目が綺麗なものを揃えないといけないという点でしっかりと判別して用意してください。
  • オレンジピール・・・・形がいい物
  • オレンジ・・・・・・・傷がない形のいい物
  • 片栗粉・・・・・・・・ココアに粘度をつける
  • ココア・・・・・・・・オレンジピールのディップ用
  • 板チョコ・・・・・・・ディスプレイ用
  • 黒い布・・・・・・・・テーブルに敷く
  • 背景紙(赤)・・・・・・・・背景
  • 背景紙(黒)・・・・・光量カット用
  • ガラス皿・・・・・・・ディスプレイ用
  • カップ・・・・・・・・溶かしたチョコを入れる
  • フェイクグリーン・・・ディスプレイ用

 

今回の使用機材はコレ

  • ボディ・・・・・・・DC-G9
  • レンズ・・・・・・・M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
  • 三脚・・・・・・・・ベルボン UTC-663AS
  • モノブロック・・・・D-Lite RX 2(200w) 1灯
  • アンブレラ・・・・・シルバー60cm
  • 拡散シート・・・・・アートレ

物撮りは基本中望遠より長い焦点距離のレンズを使用します。

今回の作例に関してはボディは極論一眼カメラであれば何でも構いません。

レンズは前述のとおりで今回は35mm換算で120㎜の望遠マクロレンズを使用します。

アンブレラはシルバーを使用します。

これは作風によってトランスルーセントでもよかったんですが、気持ち固い光で照射したかったためなのでお好みでどうぞ!

で、アンブレラで照射した光をさらに拡散するためにアートレを使用します。

トレペ(トレーシングペーパー)だと拡散が弱いし、しわや折り目が付くので使い捨て以外の時はポリエステルフィルムのアートレを使用します。

これはストロボ撮影にはなくてはならない物でもあるので1本用意しておくと重宝します。

カメラとストロボの設定

カメラ

  • 絞り・・・・・・・・・・f4.5
  • シャッタースピード・・・1/250秒
  • ISO感度・・・・・・・・200

ストロボ

  • 出力(D-Lite RX 2(200w) )・・・・・・・3.0

カメラとストロボのセッティング

1灯しか使用してないので特に難しいライティングではないと思いますが、1つポイントとしてはこのまま照射するとアートレを透過した光が直に当たって赤いはずの背景が朱色になってしまいますので光量をカットするための黒い背景紙をセットします。

光量カットするために黒い背景紙をセットして背景を正確な赤にする

作例

気付いたこと

ライティングは特に問題なかったと思いますが、指が見切れている部分はカットするか大胆に入れるかはっきりした方が良かったかもしれません。

あと、単なるテーブルフォトとしてはOKですが、ストックフォトとなるとコピースペースの確保ができてないので売れにくいでしょうね。

まとめ

いかがでしたか?

テーブルフォトや物撮りと呼ばれるジャンルは特に前準備がとても長く、用意するアイテムの選定はもとより、そのアイテムの質をしっかり見ないと後々レタッチでしんどい思いをすることになるのでライティング以外でもその部分を重視することで全体的な完成度がかなり変わってくると思います。

偉そうなこと言っている私もまだまだなのでこれからもいろんな撮影に挑戦したいと思います。

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