生活費プラス10万円を写真で捻出!

haseo氏の絵画調作品撮り&中川氏のレタッチテクニック肌調整編セミナーに参加してみたよ!

こんにちは、fumiです。
またまた先週に続き今度は地元名古屋の巨匠haseo氏とこれまたレタッチの巨匠中川氏のセミナーを午前午後と分けて受けてきましたのでレポートをします。
こんな感じの記事です。
haseo 氏と中川氏が業界においてどんな存在なのか、どんな人柄なのかという事とセミナー内容を私主観でお伝えします。参考にしてほしいので写真は撮って出しです。

ハセガワハセオ(haseo)氏とは!?

これだけ長く写真やってながら最近知ったばかりで情報不足なんですが、御覧のように絵画調の写真を多く撮られる方としてものすごく有名です。
その作品の色使いはとてもビビットで多色使い、ふんわりとした雰囲気の中にディテールをパリッと効かせた作品が多いです。
そんなすごい方なのに物腰は柔らかく冗談好きで話し方がとても上手いです。
多分頭のいい方なんだと思いますが、起承転結がしっかりと出来ていてその中で適度に冗談を交えアイスブレイクしながら本題を的確に伝えてくれるので、緊張せずに内容がスルスル入ってきますし、普段のTwitterの投稿にあるように、詩人的な部分も持ち合わせているので、真面目なお話をされている時のアーティスト感は半端ないです。
「教えてもらいたい!」
そんな気持ちにさせてくれる偉大なフォトグラファーです。

 絵画超セミナー開始! 工程説明

今回の講師は世界的に有名なhaseo氏なので、えらい緊張感のなか始まるのかなと思いきや、いきなりジョークを交えながら本日の工程を説明していただき、すごく穏やかな空気の中始まりました。
作品撮りの時はピリピリしてるんでしょうが、もともと冗談を言うのが好きなタイプに見えるとはいえ、私たち生徒の緊張感を取り払う意味で半分くらいは冗談を交えたトークでした。
それでも肝心な部分はしっかりと教えていただける環境だったのでセミナーという観点でも申し分ないと思います。
工程
  1. 挨拶
  2. モデルを入れて各自1分自分なりに撮影する。
  3. haseo氏の添削、カメラの設定を変更してもらい再度撮影
  4. クリスマスシーズンに使用するLEDを使った装飾撮影
  5. 各自1分の撮影
  6. 自宅で出来る絵画調撮影のコツ
  7. haseo氏まとめ 絵画調写真において大切な事

 セットで8割完成

スタジオに入った瞬間、
「おぉ!すごい!!」
すでに画角に収まる分の花が一面に広がっています。
今回は定常光での撮影のようなのでストロボは見当たりませんでしたが、天井から色温度の低いライトがセットを照らしています。
これでもう絵画調撮影の8割は終わってるそうです。
試しにスマホで撮ってみてくださいと言われ撮ってみます。
haseo氏「それなりに見えるでしょ?」
確かにきれいです。
しかもスマホで撮ってるのに。
私も物撮りやってるのでその辺はなんとなく分かりますが、準備にかなり時間がかかった挙句、撮り出したらものの数分で終わってしまうなんてことが普通にあるので、本当に大変なのは大勢のスタッフ協力の基、この状況を作り出すまでなんだよって事なんだと思います。
本当はセットの段階から教えたかったみたいですけど2時間では間に合わないのでこの状態からスタートしたそうです。

 画角内はレイヤーで考える

Photoshop使ってる方は馴染みのある言葉ですが、このレイヤーの概念でアイテムのセッティングをしていくそうです。
手前の物を低く、後ろに行くにしたがって高くセッティングしていく。
言われてみて「なるほど」と。
講義中チョコチョコと絵画の話をされてたんですが確かに絵画って手前の物は低く、奥に行くにしたがって高く描かれているので
そういった技法が絵画調写真に表れているんだなと感じました。
さらにこの3層のレイヤーの中にレイヤー1.5を入れ込むとモデルとの間に切れな前ボケを作ることができるそうで、大きめの花を挿し込んでいきます。

 色の偏りを無くしレイヤー1.5にボリュームを出す

このセットはまだ完成品ではないそうです。
この状態では花の色が偏っているので全体的にバランスが取れるように別の色の花を入れていきます。
これでセットが完成です。
最初の状態と比べてどうでしょうか?
ピンクがかった部分が抑えられて、かつレイヤー1.5のボリュームがかなり出たと思います。
因みに多くの写真家は色を軽視しているとおっしゃってました。

 隠れアイテム2つ

金魚鉢
まずはモデル頭上に設置された水が張られた金魚鉢
これがある事によってモデルに直で当たる光が拡散されます。
さらにこの金魚鉢を揺らすと光が四方八方に広がるので幻想的な雰囲気を出すのに一役買ってます。
スモーク装置
スモークが見にくくてすいません。
これは絵画調の雰囲気を出すのにかなり効果的だと思います。
スモークが辺り一面に広がると光が拡散される上、霞がかかるのでまるで童話の世界のようになります。
因みにより対流させやすくするためにコンタクトの補充液を使用するそうです。
しかしこの装置が6万とかなり高額。
これでも安いと言ってましたが、この装置に6万は手を出しにくいでしょう。
なので代替えとして提案していたのが、ドライアイスです。
このスモーク装置のように空気中に滞留させるのは難しいそうですが、これならイオンでも貰ってこれますのでお勧めだそうです。
ただ、これを真似ようとして部屋で煙幕を出して撮ろうとした方がいたそうですが大変危険なので絶対しないでくださいとの事。

 まず自分なりに撮影

まずはこの状態でモデルさんを座らせて好きなように撮ってくださいと指示が出たので輪番で1人1分ずつ撮影していきます。
この1分がポートレート初心者には長い!
1灯手持ちライトのアシスタントの方とモデルさんに指示を出しながら巧みに撮るのが普通なんでしょうが構図を決めて撮るのが精いっぱいでなかなか指示が出せない。
こうゆうのは場馴れなんでしょうね。
特に指示が出せぬまま長い1分がなんとか終了。
当然こんなもんです↓

先生が設定を変えて撮ると!?

さっき撮った写真をhaseo氏に見てもらいますが当然ダメ出しをもらいますwww
そこでhaseo氏自らカメラの設定を変えて撮ると、
マジでビビりましたね!
特に狙った位置から撮ったわけではなく他の参加者が撮っている袖から撮っただけです。
設定比較
設定 自分 haseo氏
ボディ DC-G9 左記
レンズ LEICA DG  12-60mm/F2.8-4.0  左記
焦点距離 31mm 29mm
A 4.5 3.7
SS 1/13 1/80
ISO感度 400 左記
WB 3200 3400
大きく変更したのはSSですね。
たったそれだけなんですがこれだけ変わります。
光の当て方も大事ですが、この画角における適正露出も大事なんだなと感じました。
TPOに応じてカメラの設定が出来るようになればパパッと撮れてしまうので、冒頭にあった「セットまでで8割」という意味がよく分かりますよね。
ほぼその設定で2週目の撮影に入ります。
haseo氏と比較しましょうか↓
haseo氏とは雲泥の差ですが2回目の時は多少ライティングスタッフとモデルさんに指示が出せたしカメラ設定も良くしてもらったので1回目と比較すると良くなってると思います。
でもやっぱりhaseo氏とは写真の深みが違います。
そしてクリスマスシーズンによく見るLED電球を使った撮影
設定
ボディ DC-G9
レンズ LEICA DG  12-60mm/F2.8-4.0 
焦点距離 16mm
A 4.0
SS 1/25
ISO感度 400
WB 3200

 家でできる絵画調撮影

ここからは自宅で出来る絵画調撮影のヒントです。
当然今回のようなこんなセットは組めませんよね。
ですが、これを用意すればそれなりの写真は撮れますよと教えていただいたのが↓
スチロール製のカポック
被写体側は水性の塗料で黒に塗ってあります。(油性で塗ると溶けるので注意)
黒く塗る理由は両サイドの余分な光をシャットアウトするためです。
カーテンに見立てた布
手芸屋さん等で売っている布をカーテンのドレープのように部分的にたるませて適当に止めているだけです。
ソファは布を掛けるなどしてテーマに合わせる
今回はかかってませんが、もともと持ってるものでいいのでテーマに合うような布を被せましょう。
キーアイテム
何か一つキーアイテムを入れたりするのが良いと言ってましたがこの場合は背景の盾でしょうか。
色温度の低いライティング
絵画調にするポイントの一つにライトの色温度を下げて黄色っぽくするのがいいという事で登場したのがリトラプロ。
LEDライトなんですが、ハンディタイプで光量がかなり強く色温度も設定できるのでいろんな撮影に使えるそうです。
さっきのようなゴージャス感は無いですが、これだけで雰囲気は結構出ます。

 haseo氏まとめ 絵画調写真において大切な事

ここまで壮大な絵画調のセットを組むことは一般の人にはできませんが、ちょっとした工夫でそれらしいものは作れますという事と、カメラの適切な設定とライティングをお教えしたのでぜひ個人でも挑戦してみてくださいとの事でした。
セミナーの中で言われた絵画調写真を撮影するにあたって大切な事をまとめてみました。
絵画調写真のポイント
  • セットを作り込む
  • 画角内に情報を詰め込む
  • 画角内をレイヤーで考える
  • 色の偏りを無くす
  • 白だとしても真っ白な色情報の無い部分は無くす
  • コントラストを下げる
  • 彩度を上げる
  • 全体的に色温度を黄色にもっていく

中川貴史氏とは!?

 レタッチセミナー開始! 工程説明

工程

  1. 1.挨拶
  2. 2.参加者Photoshop,Lightroom使用歴
  3. 3.Lightroomでの大まかな調整
  4. 4.Photoshopに移行して細かな肌調整
  5. 5.質疑応答
ご自身の経歴と今年のWPC日本代表の松尾圭一郎氏とのユニット活動について説明されてました。
レタッチや合成の方が得意な印象なのに途中から始めた撮影の方でWPCのファイナリストになるなんてすごい素質の持ち主なんだなと思いましたね。

写真は得意でもレタッチは出来ない人が多い?

参加者のソフト使用経験をヒアリングしてましたが、午前の撮影セミナーの時はすごいベテランぽい人でも意外にPhotoshopは触ったことないとかLightroomも軽くやってるだけという人がほとんどでブランクがあるとはいえ自分が一番触れるんじゃないかと思うほど皆さん撮影のみに力入れてるように感じました。
haseo氏は、「現在世に出ているいい写真と呼ばれるものはイコールレタッチの出来がいいという事です」とおっしゃっていたので、これから写真というジャンルのくくりはレタッチのウェイトが半分くらいを占めるんじゃないかなとも思えます。
例えば、最近世界的に有名なフォトグラファー Johnson Weeさんの作例はこんな感じです ↓
出展:http://top.praisewedding.com/johnson-wee/
原形はとどめてるんでしょうけど色調、明暗はかなりいじくってますよね。
これが現代写真の最先端であり、レタッチの度を越えてるような気もしますけど時代の流れです。
なので、いい写真を撮ると同時にレタッチテクニックは必須なのでPhotoshop,Lightroomが触れることは必然なんですね。

 Lightroomでは全体的な色調補正をする

今までのLightroomの印象は現像ソフトとはいえPhotoshopで全て出来てしまうと思っていたので単なる写真管理ソフトの印象が強かったです。
確かに間違いではないと思いますが、現像に特化したソフトであるLightroomの方がPhotoshopよりもやり易い作業があったりするのでそちらで大まかな事は済ませてPhotoshopに渡してゴリゴリやるのが世間のワークフローのようです。
ここでは、色温度やヒストグラムを見ながらの全体的な色調補正を行っていきます。

 Photoshopで混合ブラシを使い肌補正

そのままPhotoshopを立ち上げて今度は混合ブラシを使った肌の補正やハイパスフィルターを使ったディテールの出し方、さらにはちょっと難度の高い周波数分離の補正の仕方をデモしたりしてました。

 質疑応答

最後に質疑応答でしたが誰からも質問が出ませんでした。

というのは、この記事のhaseo氏に対してのボリュームに比べ中川氏のボリュームの少なさから分かるように、内容がいまいちだったんですね。

私も正直記事が書きにくかったです。

まず、何を話しているのか分かりにくかったです。

あと、教えてる内容も受講者レベルに沿ったものではないので温度差があり、皆さんあまり付いていけてないようでした。

なので最後の質疑応答も分からない所が分からないので質問のしようもなく終わってしまったという結論です。

今回の参加者は7~8人程度だったので出来ればもう少し広い会場で、Lightroom,Photoshopインスト済みのPC必、持ってなければ貸出、講師が生徒の席を見て回り、進捗を把握しながら手取り足取り教えられるような授業の方がよかったと思います。

参加費用に対してちょっとコスパが悪すぎだったのでいつかまた受講する機会があれば改善されてればと思います。

ただ、最先端で活躍されてる方はこうゆう手法なんだと肌で感じられたのは収穫でした!

まとめ 両セミナーを受けて

haseo氏が写真家として確固たる地位を確立している印象に対して中川氏の方はまだまだこれから勢力的に活動していきますという感じだったので今後に期待です!

もちろん技術の方は雲の上の存在の人なので、すばらしい経歴を積み上げていかれると思います。

実は今回のセミナー、私の思ってる以上にプレミアだったらしく、この絵画調の撮影法は今までお弟子さんには教えてきたものの、セミナーとして一般の方に教えたことが無かったようです。

haseo氏が自身のsnsで参加者を募った時にはもう満員のようでした。

参加費用は高いとはいえセットに掛かる費用、モデルさんやスタッフに掛かる費用を考えたら赤字ですと嘆いていましたが、お金よりも技術を広めてアマチュア写真家の底上げに尽力してくださる姿勢には頭の下がる思いです。

なので今回のセミナー、イルコ氏の時と同様、なんとしても肥やしにせねば!