今回は手元にあった缶ジュースを撮影してみたいと思います。
どんな撮影方法でも全部正解になるんですが、要は好みの問題ですね。
ストロボ使うとこんな風に撮れるんだよってのを、これからストロボで物撮りしようという方へのライティングの参考になればと思います。
蛍光灯とストロボでどう違うか見てみる
早速ですが左が蛍光灯で撮影したものと、右が2灯のストロボを入れて撮影したものです。
差は歴然ですよね?
蛍光灯で撮影した物はのっぺりと言うかベタっとした感じがして、ホワイトバランスを合わせてないせいもありますが、フルサイズカメラで撮影しているとはいえ、スマホカメラで撮ったような雰囲気になります。
一方ストロボ2灯で撮影した方は、キリっとした感じで特に商品が明るく写ってます。
結局のところ、どんないいカメラやレンズを使おうと光がよろしくないとボツってことです。
それくらいライティングは重要なんですね。
では、セッティングにいきましょう。
セッティングはこんな感じ
セッティングと言ってもストロボの被写体への距離や角度が少しでもズレると撮影結果にかなり違いが出るので「あっ、こんな感じね」くらいで見ておけばいいと思います。
被写体に対して前後から挟み込む形でライティングするためクロスライティングと言いますが、ストロボに角度が付いているため正確なクロスライティングと言わないかもしれませんが、その辺どうでもいいです。
撮影のポイント
被写体の大きさにもよるんですが、基本物撮りは小さい被写体が多いので、ストロボにアクセサリーを付けないと余計なところに光が回りすぎてしまうんです。
それを避けるためのグリッド、バーンドア、スヌートは3種の神器になりますね。
今回の撮影では2灯ともグリッドを使用しています。
そして、光量のバランスは前方のストロボの方が1/3から2/3段くらい弱くなるように調整します。
ストロボの位置は大体前後同じくらいの距離で。
大体のセッティングができたらとりあえず撮影してみて調整かけましょう。
缶ジュースを撮影してみる
分かりやすく1灯ずつ照射して撮影します。
正面から1灯 |
まず、ラベルがしっかり見えるように正面から1灯照射してみます。 |
後方から1灯 |
次にシルエットと立体感を出すための後方から1灯照射。 |
全灯 |
で、全灯してみます。 |
次にこのライティングを別角度にしてみるとどうなるかやってみましょう。
アレンジによる見え方の違い
先ほどのライティングを角度を変えて撮影してみましょう。
正面前後に配置したストロボを今度は斜めから挟む形にしました。
前後クロスライティング(左)&斜めクロスライティング(右) |
ストロボを斜めの位置にしたときに距離が出てしまったので若干暗くなってしまったんですが、距離と光量はこういった関係があるので注意が必要です。 ちなみにストロボと被写体の距離が倍離れると光量が1/4になります。 |
今度は真上からアンブレラの反射越しに1灯で撮影してみます。
セッティングの写真無くてすいません。
蛍光灯下(左)&真上からアンブレラの反射越し1灯(右) |
全体的にまんべんなく照射されてますが、左側の蛍光灯での撮影時よりかは硬い光なので立体感はあります。 ホワイトバランスと露出合せてなくてホントすいません。 |
真上からアンブレラの反射越し1灯(左)&真上アンブレラ越しと後方からの合わせて2灯(右) |
やはり後方から照らすと立体感出ますね。 |
まとめ
いかがでしたか?
アレンジなんていくらでもできるので表現方法は無限ですし、正解は無いです。
だからこそ難しいんですが、最初はいい写真が撮れたかどうかよりも、頭の中で想像するライティングを再現できるかを目標にやってみるのがいいと思います。
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